「建築が大好きなんです」。 子どものように目を輝かせる、 この道20年のベテラン。

建築保全業務大阪営業所

建築の一番大切な仕事は、
建物を建てた後にある。

2008年入社の彼は、料金所、SA・PAのトイレや屋根などの修理、保守点検に携わっている。適切な補修方法の検証、費用や期間の算出、品質管理など、管理技術者としてこうした工事を一貫して監理しているのだ。建築を学んだ誰もがそうであるように、彼も当初は空間づくりの仕事に興味があった。まさか保全の仕事に就くとは思ってもいなかったと言う。しかし、今は保全の仕事に、強い愛着と誇りがある。空間づくりにも負けないやりがいが、この仕事にはあると言うのだ。

「一般的に建築の仕事は、建てたら終わり。でも、うちの仕事はそうではなく、建ててからが一番大切なんです。突発的なゲリラ豪雨など、建築時は想定もしていなかった事態が起こることも多い。配管トラブルなどは、昼も夜も関係なく発生します。たとえどんなことが起きても、お客さんには最高の状態で施設や設備を使ってほしいから、保守・修理の仕事には常に全力を傾ける。それが、プロとしての私のプライドでもあるんです」。

身の回りの建物すべてが、
私の教科書であり、
遊び道具でもある

彼の家は代々大工の家系。気付けば、人生のあらゆる場面で建築がそばにあった。仕事を選ぶ際も建築関係の仕事一択。結婚相手も建築に関わっていた言うから、彼は根っからの建築好きだ。休みの日には家族と出かけてもつい建物に目が行ってしまう。

「京都に行けば寺をめぐり、新しいショッピングセンターができれば買い物の傍ら、建物の設計やデザインに目を向けてしまう。私たちの仕事は、最低限のコストで最高の結果を出すことが求められるので、20年この仕事をしていても日々新しい技術のヒントを探しているんです。もっと良い建築や施工法はきっとあるはず。ヒントは街中にありますから、勉強の材料には事欠きません」。そんな彼は、プライベートでは二人の子どもを持つお父さん。今が、子育ての、真っ只中だと言う。もしかしたら、この子どもたちも父や母の姿を見て、建築の仕事を志すのかもしれない。大好きな天職に巡り合えた、彼自身のように。

用語解説

SA

サービスエリア。休憩・食事・自動車の給油・整備点検のための施設として設置される。一般に駐車場・トイレ・無料休憩所・緑地・遊具施設のほか、レストラン・売店・情報コーナー・給油・修理所(ガソリンスタンド)などが設けられる。主に人と車が必要としているサービスを提供できる休憩施設です。

PA

サービスエリア(SA)より小規模な施設が備えられ、トイレや自販機が設置されている。主に疲れや緊張をとるためのサービスを提供している休憩施設です。

働く「ヒト」たち