めざすのは、その施設に関わる全ての人が ハッピーになる建築。

建築工事監理業務大阪営業所 新名神兵庫事務所 駐在

建物の美しさは、
見た目ではなく、機能に現れる。

2008年入社の彼は、2017年春完成予定の新名神高速道路事業で、念願だったSAの建築を手掛けている。彼にとっては、今回が初めての挑戦。建物はもちろん、売店、トイレなど、すべての建築を依頼主の要望を織り交ぜてゼロからつくり上げる大仕事だ。

「でもクライアントの要望をすべて聞こうとすると、建物の構造や安全性に問題が出てくるケースもある。だから、建築のプロとしての適切な判断が求められますし、建物の最終的なゴールイメージを持つことも大切なんです。もし構造上難しい場合も『できません』で終わらせていてはプロじゃない。どうすればクライアントを納得させられるか。別の提案の中身で、自分の技量が試されます。」そもそも、彼が入社した動機は「バランスのとれた建築」がしたかったから。彼の言う「バランスのとれた建築」とは、見た目の美しさや華やかさだけでなく、動線などの使いやすさや快適性が考えられた空間づくりなのだ。

お客様はもちろん、
そこで働く人たちの気持ちまで
考えた建築を。

子どもから高齢者まで様々な人が利用する建物を造るうえで、彼が大切にしている考えは実にシンプルだ。それは、その建物に関わるすべての人の気持ちを想像すること。高速道路の利用者、清掃する従業員、店舗で働くスタッフ、あるいは子どもや高齢者など、いろいろな人が利用したときのイメージを常に頭に思い描いている。建築設計の仕事は、決してアートではない。

自分の理想とするデザインや表現に固執するのは、プロじゃない、利用者に喜ばれる建物をつくるには、自己表現に利用者の思いを織り交ぜアレンジしていく。数々の制約すら楽しみたいと彼は言う。「安全性や快適性、耐久性、コストなど、SAの建物には求められる要素が数多くある。その中で、いかに関わる人すべてがハッピーになる設計を考えるか。それが私のミッションなんです」。自分達がつくった建物が多くの人に利用され、喜んでもらえるのが何よりのご褒美。そのために彼はあえて個性を調和させていく。設計図面の先に、子どもや高齢者、店舗で働くスタッフ、建築に携わる作業者まで、あらゆる人々の顔を見つめている。

用語解説

SA

サービスエリア。休憩・食事・自動車の給油・整備点検のための施設として設置される。一般に駐車場・トイレ・無料休憩所・緑地・遊具施設のほか、レストラン・売店・情報コーナー・給油・修理所(ガソリンスタンド)などが設けられる。主に人と車が必要としているサービスを提供できる休憩施設です。

働く「ヒト」たち