高速道路の心臓部分から、
道路の安全を支える。
交通量や渋滞情報はもちろん、設備の故障、情報機器の異常ログなど、現場に行かずとも、西日本全域の高速道路の情報をウォッチできるシステムがある。それが、NEXCO西日本の『頭脳』であり『心臓』とも言うべき、道路管制センター(中央局)。2010年入社の彼女は、高速道路現場での通信システム保全業務を経て、現在は道路管制センターで通信保全業務を担当している。
「現場にいたときは、故障や不具合があればすぐに駆けつけて治す。問題を自らの知識と技術で解決する面白さがありました。それとは逆に、今の仕事には、問題を発見するやりがいがあります」。ミッションは、ETCやハイウェイラジオなど通信に関するデータを収集して解析し、異常を発見したら現場担当に即座に連絡すること。たとえば故障が集中しているところがあれば、現場担当に設備の交換を促したり、従来想定していた補修年数の改善を提案する。彼女は、高速道路の『心臓』から、最適な血液の循環を促しているのだ。